"アウトプット屋"

一日一冊。読書をインプットで終わらせないためのブログ。

知らない!と言ってしまおう 〜「ソクラテスの弁明」より〜

 

(この記事は「リーダーの教養書」に紹介されていた本から8冊を選んで読もうというアウトプットに基づいてます。

「リーダーの教養書」について書いた記事はこちら。)

keisukeogata.hatenablog.jp

 

リーダーの教養書、4冊目

哲学分野から、プラトンの「ソクラテスの弁明」です。

 

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ソクラテスの弁明

これは罪に問われ裁判に立たされたソクラテスの弁明を、弟子のプラトンがまとめたものです。

 

哲学分野ですから、やはり人間の本質的なところを読みたいなと思い、得たところを今回のアウトプットにしようと思います。

 

 

 

ソクラテスが見抜いた人間性

この裁判の原因は、数々の知識人を訪れた際に

「この人は、他の多くの人から知恵あるものだと思われ、とりわけ自分自身でそう思い込んでいるが、実際はそうではない」

ということを当人に示そうとしてしまったためでありました。

 

ソクラテスの言い分によると、自分はその人よりも知恵がある、と。

なぜならどちらもいいことを何一つ知ってはいないが、自分は知らないことを知らないと思っているのに対し、その人は知らないのに知っていると思っているからだ、ということです。

 

相手と話をする前はその人の方が知恵があると思っていたソクラテスですが、鋭く考察をしています。

 

 

 

知らないことを知らないという

ここからぼくが思ったのは、きっと

  • 知らないこと、答えられないことに気付くこと
  • それを問われた時に答えられないと言うこと

の二つは難しいことなのではないかということです。

 

これはぼくの場合は特に注意しないといけないと思いました。

 

今ぼくは毎日本を読んでいます。

そうするのは少しでもいろんなことを知って、今とは違うところに行きたいという思いからなので、これを続けていけば、ある数を読んだあたりから人よりも多くのことを知って話せる人になっているはずです。

(これが目的ではありませんが、結果的にこうなることは十分予想できます。)

 

そうなった時に、知らないことを知っていること、また知らないことを恥ずかしがらずに知らないと言えることは難しいのではないかと思います。

特に後者は自分のプライドが邪魔をすることもありますし、今時分がやっていることをばかにされることもあります。

「そんなことも知らないの!?」と言われるかもしれません。

 

 

 

知らないことはいいことだ

知らないということへの悪い面ばかり考えがちですが、良い面を考えれば実行しやすいかもしれません。

 

知らないことに出会うことは学習の機会が増えるということです。

今までの自分より一つ賢くなれます。

 

それに知らないと正直に伝えることで、相手の話を真摯に聞いていることを伝えることもできます。

話しながらあとになって「この人分かってないな?」と思われるよりよっぽど信頼関係が作れます。 

 

 

以前NHKの「プロフェッショナル 〜仕事の流儀〜」に、iPS細胞で有名な山中伸弥教授が出ていた時、番組最後の「プロフェッショナルとは」の問いにこう答えていたのを思い出しました。

 

「自分が何も知らないということを分かっていること。

そしてそれを克服するために努力すること。」

(若干うろ覚えですが…)

 

 

知らないことを恥ずかしく思う必要はないし、むしろ知らないことを分かっていることの方が難しい。

今の自分にぴったりな言葉だったので、これから頭に置いておこうと思います。

 

ありがとうございました。

 

 

数字はモチベーションになりえるのか? ~「破天荒フェニックス」より~

 

「働くモチベーション」ってどこから来ますか?

 

ぼくはまだ学生で、バイト以外で働いたことはないのですが、だからこそ思うのは「自分の場合、給料や売上などの数字は働くモチベーションになりえるのか?」ということです。

 

ぼくはあまり、そこにモチベーションはないと思っていたんです。

時給のよさで選んだバイトが、やりがいがなさすぎてやめた経験もあります。

 

ぼくの働くモチベーションはもっと他のところにあるんだと、働くときはその有無で仕事を選びたいと、思っていました。

 

しかしその考えをちょっと変えたのが、今日の本でした。

田中修治さんの「破天荒フェニックス」です。

 

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破天荒フェニックス

 

田中さんは倒産寸前のオンデーズを買収し、みごとに復活させた社長です。

 

今日はそのオンデーズの回復劇・快進撃から、ぼくの働くモチベーションを考え、アウトプットにしたいと思います。

 

 

目次

 

 

 

オンデーズ回復後の海外進出

印象的だったのは物語終盤、国内でのオンデーズの事業を復活させたあと、シンガポールと台湾に進出・拡大を進めていくときの様子です。

 

復活させたとはいえまだまだ資金運営に苦しんでいたオンデーズは、売上獲得や規模拡大、他社との競争のためにと、ものすごいスピード感で海外進出を進める戦略を取ります。

この決定は社長が決定を出し、社員には「やることになったからやろうな!」といった感じで伝えるだけで始まりました。

 

そのスピードのあまり時間的に余裕がないのと、現地職員とのコミュニケーションに悩まされるせいで、どの店舗の時も開店準備のたびに社員は奔走し、倒れそうになりながら働きます。

それでもそのすべての店舗で成功し、オープンからお客さんがなだれ込む事態に。

 

ただお店は予想以上の反響に設備と人員が間に合わず、再びへとへとになりながら一日働きます。

しかしその甲斐もあって売上は予算の数倍をたたき出し、結果をみなで喜び合うという流れでした。

 

 

この賭けともいえる社長の判断とそれを実現させる社員の団結力には、すがすがしいものを感じます。

 

 

 

ぼくがオンデーズの社員だったら

純粋にこれを読んで、オンデーズの社員の人たちがすごいなと思ったんです。

社長の一存で決めた方針に、この身を削ろうという決意を下せるのがすごいなと思いました。

「おれらの体調とかキャパも考えてくれよ」とはならなかったんですかね…。

 

ぼくならなるかもしれない、と思いました。

売上や給料などの無機的な報酬にはあまり動かされないな、と。

 

じゃあぼくは何に動かされるんだろうと考えた時、そのオンデーズの海外進出の例でいえば、

 

  • オンデーズを再建してくれた社長に、死ぬまで尽くそうと決めた時
  • 新店舗の成功を、本当に自分ごとのように願うことができた時

 

であれば、この身を多少犠牲にしてでも働けるんじゃないかなと思いました。

 

後者の動機は高校の文化祭なんかに近いんじゃないかと思います。

あれなんかは金額的な報酬がないにも関わらず、放課後も遅くまで準備や練習をしてクラスの出し物を成功させようとしますよね。

 

つまりぼくは「この人には、自分がどうなってもいいから幸せになってほしい!」とか「これだけは死んでも成功させたい!」というような気持ちが持てた時にエネルギーが出せるんだと思いました。

 

 

 

モチベーションは「自分ごと」にあり

ひとくくりにするとそれは相手やその仕事のことを「自分ごと」のように置き換えられるかどうかという話だと思います。

 

今はまだそれができる場合とできない場合とありますが、もしこれをどんな人にも、どんな仕事にも当てはめることができるようになれば、自分の人間関係や業績も良くなっていくのではないかなと思いました。

 

 

 

今回は社長が書かれた本だったのに社員の視点で考えてしまいましたが、もちろん社長の視点でも考えさせられることはありました。

みなさんも読んでみてください。

 

ありがとうございました。

 

読書でアウトプットってたぶんこういうこと。〜「奇跡のリンゴ」より〜

 

当時絶対不可能だと言われていた「リンゴの無農薬栽培」を、8年間挑戦し続けてついに成し遂げた農家 木村秋則さんのお話。

 

奇跡のリンゴ」。

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奇跡のリンゴ

お話そのものもおもしろいんですが、なぜかぼくは読みながらいろんなことを考えさせられました。

そして今更ながら、インプットで終わらない読書ってたぶんこういう読み方なんじゃないかなあと思いました。

 

今回はそのひとつひとつを、丁寧に言葉にしながらここに残そうと思います。

 

 

目次

 

 

 先が見えなくても諦めないことの大切さ

まず何と言っても感服せざるを得ないのは、木村さんの「諦めずに挑み続ける強さ」です。

 

本にはお話の中盤から、無農薬でもリンゴの木を守れる方法を必死に探す木村さんが描かれています。

農薬の力で生きていたリンゴの木たちは、それをやめた途端にみるみる衰えていきます。

それがあまりに壮絶で、もう過去の話だと分かっているのに読んでて心配になってしまうほどです。

 

絶対無理だと言われ続けても、いやできると信じて続ける強さ。

 

これが果たして自分にはあるだろうかと思いました。

 

やめる理由を見つけるのはどんな時だって至って簡単です。

簡単な道に行かないようにするのが本当に難しいです。

 

自分がこの先何かに挫けそうになった時は、迷わずこの本をもう一度読もうと思いました。

 

 

 

家族まで犠牲には、したくない

8年間に及ぶ木村さんの苦悩の挑戦で印象的だったのは、リンゴの木がどんどん弱っていくせいで実がとれず、収入がほとんどなかったことから家庭が極貧生活を強いられたというところです。

 

当時木村さんには奥さんと3人の娘がいました。

彼女らには生活用品はもちろん、ついには食べ物まで、満足に買えてやれなかったとありました。

さらには木村さん自身も精神的に相当追い込まれていたため、妻や娘たちのことを気遣う余裕がなく、家族団欒を楽しむこともなかったそうです。

 

これはちょっとぼくにはできないなと思いました。

ぼくはそういう選択はしたくないな、と。

 

もちろん木村さんのような、自分で決めたことを何としてでもやり遂げようという姿勢には尊敬できるところがありますが、ぼくはそれよりかは、家族のためにお金や時間を使ってやれる人になりたいと思いました。

 

これはひとつ、自分の今後の進路選択に役立つ大事な基準になるのではと思いました。

 

 

 

ぼくにとっての「土」ってなんだろう

そして3つ目は木村さんを見てではなく、リンゴの木を見て考えたことです。

 

木村さんはついに無農薬でのリンゴ栽培のヒントを見つけます。

 

それは「土」でした。

ふかふかであたたかい土に根を伸ばす森のドングリの木が元気に実をつけていることに気付き、土がよければ木は虫にも病気にも負けないのではないかと考えたのです。

 

これを読んで思ったのは、ぼくにも「土」のようなものが欲しいなあ、ということです。

それさえあれば何にも負けない、それさえあれば強く生きていけるというような何かが欲しい。

 

何かないかと考えて真っ先に浮かんだのは、ぼくのことを「自分ごとのように」考えてくれる人の存在かな、ということです。

ぼくの場合家族は間違いなく当てはまります。

 

この「自分ごとのように」というのが我ながら頑張って考えた部分で、それは例えばぼくが風邪で寝込んだ時に、「(あなたが困るだろうから)早く治るといいね」ではなく「(私が困るから)早く治してくれ」と言ってくれるようなことをイメージしています。

(今ぼく実際にインフルにかかってるので、考えやすい喩えがこれでした(笑))

 

そういう人がほんの少しいてくれるだけでも、明るく生きていけるだろうなあと思いました。

そういう人を大切にしたいものです。

 

 

 

おいしいものを家族で食べれる幸せ

そして最後に、お話はついに無農薬で育ったリンゴができたという展開に入ります。

木村さんは初めてできたその無農薬のリンゴを、たった二つしかできなかった小さな小さなリンゴを、家族全員で食べます。

 

その時のご家族の感情を、ぼくは想像し尽くせません。

 

ぼくは「自分たちで作ったものを食べる」こと、それから「本当においしいものを家族で一緒に食べること」は、なんて素敵なんだろうと思いました。

やっぱり「大切な人と食べる食事」が作る幸せに勝るものはないだろうと思います。

 

今ぼくは大学に通うため一人暮らしで、食事は若干手を抜きがちですが、大切な人とする食事には、時間も使う食材も惜しまずに、おいしいの幸せを噛みしめるようにしようと思いました。

 

 

 

ただ本を読みその内容を頭に入れるだけではなくて、こうして自分の生き方にまで落とし込めるものだなあと改めて思いました。

本は本当にいろんなことを教えてくれます。

 

ありがとうございました。

 

 

団体立ち上げは本当に貴重な経験になった。 〜「リーダーシップの旅」より〜

 

(この記事は「リーダーの教養書」に紹介されていた本から8冊を選んで読もうというアウトプットに基づいてます。

「リーダーの教養書」について書いた記事はこちら。)

keisukeogata.hatenablog.jp

 

 

リーダーの教養書、3冊目

リーダーシップ分野から、野田智義さん、金井壽宏さん共著の「リーダーシップの旅」です。

 

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リーダーシップの旅

 

リーダーシップはもはや一つの分野として研究がなされていたり、専門的に教える人がいたりと、重要視すべき要素になっています。

 

ぼくも興味のある分野です。

大学で農業サークルの代表と、自分で立ち上げた食に関する学生団体の代表とを兼任しているので、学習は続けたいと思っています。

 

今回はその学生団体の方について、この本の内容にすごく共感したところ、それから教訓として得たことを書きます。

 

 

目次

 

 

 

リーダーはなろうとしてなるものではない

ぼくらがいわゆるリーダーと呼ばれる人を見るとき、「あの人だからできたんだ」と、つい結果ばかりを見てしまいがちですが、それでは学べるものがありません。

著者のお二人は、リーダーになる過程こそが重要だといいます。

 

本のタイトルは、その過程を旅に例えてつけられたものです。

誰しも旅に出る前はリーダーではなく、旅に出てからリーダーになるんです。

 

その旅は、

  1. 自らをリードする
  2. 人々をリードする
  3. 社会をリードする

という段階を踏んでいきます。

つまり、最初から人を巻き込んだり、新しい社会を作ったりするつもりがなくたっていいんです。

 

それより大事なのは、自分の中の声を聞き、自分がどこに行きたいのか、何をしたいのかを、しっかりと持っておくことなのです。

 

 

 

ぼくも気付いたらリーダーになってた

この感覚はぼくにもとても分かりました。

学生団体を立ち上げた時の状況がまさにそうだったからです。

 

自分のやりたいことが先にあって、ひたすら一人で動き回ったあとに、「これは仲間が必要だ」と思ったのをきっかけにメンバーを募集したら、それに共感してくれる人がほんとにいて集まってくれて…という感じでした。

 

募集をかけるまで話したこともなかった子や、入学したばかりだった一年生も、「入りたい」「一緒にやりたい」と反応をくれたので、誘っておきながらなんとも不思議な気持ちにもなりました。

 

今考えると、あれだけ人を集められたのはやはり自分の中でやりたいことをちゃんと持ってたからだったのかなと思います。

自分のやりたいことがメンバーのやりたいことにもなってた…のかな?と思いました。

 

(ちなみに当時のやりたいことへの熱は今はあまり強くはないです。変わるものですよねやっぱり。なんていいながら簡単に再燃しそうですが。)

 

 

 

これからも夢や志を、初心を忘れないでおこう

そしてぼくが本の中で大事だなと思ったのは、「夢や志を持ち続けられるかどうか」という問いでした。

 

最初は夢や志があったのに、いつのまにかそれが薄れて、「夢や志を実現するための手段」だったものが「目的」になってしまうなんてことは普通にありえるなと思いました。

 

というか今の自分がすでにそれになりかけてるかもしれません。

「過去の自分がやりたかったことだから」なんて片付けてしまわずに、もう一度貫いてみようと思います。

 

そうすれば過去の自分も今の自分も、もう少しよく見えるかもしれません。

 

 

 

生き方や生き様をも見直せるという意味で、この「リーダーシップの旅」はどんな人にもお勧めできる本です。

 

ありがとうございました。

 

 

農家さんの持ってる豊かさは、本当に羨ましい 。〜「農で1200万円!」より〜

 

今日読んだのは、2年前に一度読んだことのある本です。

 

大学受験が終わったすぐあとに、たまたま本屋で見つけて買いました。

ぼくはいま大学で農業の勉強をしていますが、そうさせたのは間違いなくこの本でした。

 

西田英喜さんの「農で1200万円!」です。

 

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脳で1200万円!

 

西田さんは石川県の農家さんです。

通称「日本一小さい農家」。

家族で十分管理できる大きさの農園で野菜を作っています。

 

 

それまでぼくは農業は儲からないししんどいものだとばかり思っていたのですが、この本にはしっかり稼ぎ、かつ農業ライフを楽しむ西田さんの姿がありました。

「農業って素敵な仕事だなあ…!」と思い、もっと勉強してみたいと思ったんです。

 

今日は本の中にあった西田さんの言葉から、アウトプットしてみます。

 

 

目次

 

 

 

西田さんの言葉

ぼくが読んでて一際心に沁みたのは、西田さんが「豊かさ」について語った部分でした。

以下その引用です。

 

「農家になって贅沢には2種類あるとわかりました。

ひとつは高価な最高級の味噌を買う贅沢。もうひとつは大豆を自分の手で育ててそれを味噌にする。これも贅沢。

前者の贅沢はひとりじめしたくなるが、後者の贅沢はお裾分けしたくなります。分け与えられる贅沢こそ本当の豊かさではないでしょうか」

 

…あたたかい気持ちになりません?

お裾分けしたくなる贅沢。

素敵な言葉だなあ、と思いました。

自分はあんまりそんな考え方をしたことがなかったように思いました。

 

 

 

ぼくも「分け与え」たい

最近ぼくも思うんですが、豊かさというのは何も「たくさん持ってること」に限らないんだろうな、と。

もちろんそれも豊かさではあるんですが、西田さんのように「少しの、本当にいいものを持っていること」も同様に豊かさといえるんだと思います。

 

ぼくの感覚としては、後者の方が好きだなと感じます。

 

 

 

「分け与える」が作る幸せ

せっかくいい言葉に出会えたので、ここで「分け与える豊かさ」について深く考えてみることにします。

 

思うに「分け与える」には、2つの要素が必要です。

  1. 自分が何かを十分に持っていること
  2. それを望んで受け取ってくれる相手がいること

 

「ものがある」ことと「人がいる」こと。

どちらも幸せを作る素敵な要素で、それがどちらも含まれるんだから、やはり幸福度は大きくなりますよね。

 

 

それからもうひとつ、「分け与える」ことについてぼくがいいなと思ったのは、

自分と相手に上下関係がないこと

です。

 

言葉のイメージ的に、そう感じました。

自分が相手に一方的に押し付けたり、自分が相手から強制的に取り上げられたり、といったイメージとは違います。

 

これ、今の社会を支えてる仕事にはなかなか当てはまらないんじゃないかなと思いました。

働いている人たちは、市場の需要に振り回されながら、なんとかその繋がりを保ってる…という印象がどうしてもあります。

 

そう考えるとぼくの場合、「分け与える」ことを意識して仕事を選んだり働いたりすることは、実は結構大事なのかもしれない、と思いました。

今まで考えたことのない視点だったので、ひとつ新たな収穫を得ました。

 

 

 

本は何回読んでも面白い

今回は2年ぶりに読んだ本でしたが、前回読んだ時とは全く違う読み方をしていると、自分で感じました。

 

本は何回読んでも面白いです。

むしろ何回も読むのが面白いんです。

 

読むたびに違う視点になるし、違う発想が生まれます。

この本以外にも、一度読んだ本をまたもう一回読んでみようかな、と思いました。

 

 

ありがとうございました。

 

 

 

「否定」から必死に逃げてる。〜ぼくが手に取る本の共通点〜

 

「なんで自分この本読もうと思ったんだっけ。」

 

 

5日前くらいにこんなことを急に思いました。

 

その時読んでたのは「リーダーの教養書」という本。

リーダーには教養が必要だ、リーダーは本を読めという内容なんですが、なかなか勉強チックなだけに、読み終えてから自分よくこんな珍しい本手に取ったなあと思ったんです。

 

なんでこの本だったんだろと、我ながらその理由が気になりました。

普段感覚で本を選んでしまいますが、その裏に潜む理由に気付ければ、自分のことがもう少しよく知れるのでは、と思いました。

 

ということで考えてみたんですよ、理由を。

 

そうしたら、今まで気づかなかった自分の深層心理を見つけました。

ただそれは、どうしようもなく無力でくそかっこ悪い自分でした。

 

今日はそんな自分を曝け出そうと思います。

 

 

 目次

 

 

いつも手に取る本の特徴

ぼくが「リーダーの教養書」を手に取ったのはどうしてだったのか。

 

答えは割とすぐに出て、「”教養”は自分が今まで全く触れてこなかった分野だったから」だと思いました。

触れてこなかったからこそ、気になったんですね。

 

しかしいつもそういう本ばかり読んでるわけではありません。

その反対、つまり「自分が好きであったり得意であったりする分野」の本もたくさん読んでることに気がつきました。

これは例えば質問力や速読、リーダーシップに関するものがそうです。

 

要するにぼくは本を選ぶ時、「得意科目をのばせる」かまたは「苦手科目をあげれる」と思ったものにしているのだと分かりました。

 

 

 

得意と苦手にこだわる理由

ではなぜ「得意をのばすか苦手をなくすかどちらかをしたい」と思うのでしょう。

簡単です。

 

その2つが、分かりやすい成長の手段だからです。

自分で見ても人から見ても分かるような成長をするには、持ってるものを高めるかないものを手に入れるかが効率的ですよね。

 

つまりぼくが本を選ぶ時は、この本を読むことで少しでもいいから確実に

成長したい、と思っていることが分かりました。

 

 

 

もし否定でもされたら、何もなくなる

もっと自分の内面に迫ります。

ここからが本題です。

 

上に書いたぼくの成長欲は、どこから来てるんでしょう。

 

この答えも、探してみたら見つかりました。

というより見つけてしまいました。

 

 

「自分の読書には意味があるのだと、信じて疑いたくなかったから」です。

 

自分は読書を通して成長している、だからこれには意味があるのだと、自分で信じたかったからです。

 

 

自分が好きで没頭していて、目標もあってやっている読書。

今や生活の中心にもなってしまっている読書。

 

これがもしいつか誰かに、「おまえがやってるそれは読書じゃねえよ」「意味なんかねえよ、根拠を並べてやろうか」なんて言われたら。

何もかも失います。

 

「否定」をされたらお終いなんです。

嫌われるとかよりもダメージはでかいと思います。

「嫌い」は意見だけど、「違う」は事実だからです。

 

ぼくがいつも、成長できそうかどうかで読む本を選んでるのは、力をつけて何かをしたいからとか、そんな立派なものなんかではなかったんです。

 

やってることを否定されるのを恐れてるから。

たったそれっぽっちの、無力でかっこ悪い動機でしかなかったんです。

 

 

 

こんな自分でも生きていく

ふとした疑問から始まり、自分の軟弱な内面に気付くに至ってしまいましたが、弱気になったり落ち込んだりしてはいませんよ。

 

相変わらず否定から逃げるように必死に続けていくだけです。

 

確かにかっこ悪くても、『自分』を持ってるのは割と清々しいものです。

 

これからもひたむきに本と付き合って行きます。

 

 

ありがとうございました。

 

道徳の教養 ~「道徳の系譜学」より~

 

(この記事は「リーダーの教養書」に紹介されていた本から8冊を選んで読もうというアウトプットに基づいてます。

「リーダーの教養書」について書いた記事はこちら。)

keisukeogata.hatenablog.jp

 

 

リーダーの教養書、2冊目

哲学分野から、ニーチェの「道徳の系譜学」。

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道徳の系譜

 

 

まさに哲学だという内容で、こうでもしなかったら今後絶対読まなかっただろうなと思いました(笑)

 

最初に本の内容をざっと紹介します。

 

系譜学とは、その歴史をさかのぼり、起源を明らかにする学問です。

ニーチェはこの本で、道徳の起源を提唱しなおそうとします。

道徳とはつまり、人々が「何が良くて何が悪いのか」という判断の基準にしてきた、疑うまでもないものでしたが、ニーチェは「良い」と「悪い」の起源に迫り、それが指すものが何なのかを定義しなおします。

 

 

感想

哲学ですよね。

ぼくたちは「いいか悪いか」の判断を日常で無限にしますが、その判断の基準すらも疑った、ということです。

もうこの世の全てを疑えそうです。

 

それに今回も本当にいろんな視点から考察がなされます。

特に今回は歴史が絡むからというのもありますよね。

本書のうち、精読できたのは3分の1程度ですが、それでも

 ・ヨーロッパの身分階級

・ヨーロッパ言語の語源

・ヨーロッパの民族構成

・戦士と司牧者

ユダヤ

キリスト教

・債務者と債権者

などが、道徳の起源を明かすヒントとして出てきます。

 

そしてもうひとつ。

ニーチェの鋭い分析によって、人間の心理の働き方がよく見えます。

ぼくらが当然のなりゆきだと思って見ていた過去の歴史のうちにも、当時の人たちの深層心理を適格に分析し、「それこそがこの結果の原因なのだ」との見かたをします。

人間の感情や行動をつかむ上で非常に参考になると思いました。

 

 

もっと深く読みます

相変わらず慣れない分野なので、読むのが遅いし内容を咀嚼するのも一苦労です。

一冊に時間がかかりますが、今までにない考え方が得られてると思って読みます。

 

ありがとうございました。